日大アメフト部悪質タックル被害者の父・奥野氏、加害選手の父親から復帰の連絡あったことをフェイスブックで明かす

スポーツ報知
奥野康俊氏

 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、関西学院大との定期戦で反則をした宮川泰介選手(20)がアメフット部復帰の意向を示していることを受け、危険タックル被害選手の父親で大阪市議・奥野康俊氏(52)が17日、自身のフェイスブックを更新し宮川選手の父親から復帰する意向を伝えられていたことを明かした。

 奥野氏は「日大事件から103日目 吉報 日大宮川君アメフト復帰の連絡」とつづった上で「宮川君の父親から電話があった。「先日のバイキング見ました。本人の復帰の事を色々言って頂いてありがとうございます。コメントが後押ししたようです。」(バイキングでの私の発言は、「日大側が、宮川君に対して復帰しやすいよう理事長と指導者からの謝罪を含め、体制作りのアクションを取っていない。」事を指摘。)」と記した。

 その上で父親から「本人が新監督と1時間程面談をし、クラブに復帰する方向に向かっています。いいですか?」と聞かれたので「もちろんです。宮川君によろしくお伝えください。」と返事をした」と復帰を承諾したことを明かした。

 さらに奥野氏は「大好きだったアメフトを「やりたくない」と言わせるまで彼を追い込み、彼に対して謝罪もしていない日大指導者と、トカゲの尻尾切りで我関せずを貫く田中理事長を許せない。あれだけ辛い思いをさせられた宮川君本人に対しても田中理事長からの謝罪、コンタクトは全くないそうだ。日大が来年130周年を迎える。その時、理事長に君臨し、利権にしがみつく田中英寿氏の姿は、もはや、大学相撲界でトップの座についたスポーツマンとしての姿とはほど遠く、理事長としての人格もなく完全に別人としか思えない。何を考えているのか全く理解出来ないし田中英寿理事長が醜く見えるのは私だけであろうか?息子と彼がグラウンドで握手をして正々堂々とフェアに戦える日が来る事は、彼がご両親と、私の息子に謝罪に来た時に、あまりに理不尽な思いをした彼に対して思い描いていた幕引きのシーンだ」と示した。

 その上で「早くその日が実現してほしいと思う。幕引きのシーンにまた、一歩近づいた事は本当に喜ばしい事である。息子はもちろんであるが、彼の前途も一緒に応援したいと思う。頑張れ宮川君。頑張れフェニックス」とエールを送っていた。

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