アジア大会 バドミントン代表を待ち受ける2つの「キーポイント」

スポーツ報知
山口茜

 ジャカルタ・アジア大会のバドミントン代表が17日、同市内の試合会場で初練習を行った。インドネシア・オープンでも使用される約7000人収容の試合会場は、シャトルへの空調の影響が大きい。女子シングルスで今年の世界選手権銅メダルの山口茜(21)=再春館製薬所=は「やはり空調の影響が強くて難しい会場ではある。気にし過ぎずやりたい」と風を1つのキーに挙げ、サーブやショットの感覚を入念に確かめた。

 もう1つの鍵が、会場の雰囲気だ。インドネシアではバドミントンが国技として親しまれ、熱狂的な人気を誇る。朴柱奉監督(53)は「(今会場は)インドネシアのホームで、(声援が)世界で1番うるさい体育館。プレッシャーや風のコントロールがどこまでできるか」と話す。ダブルスではパートナーへの声かけが聞こえないなどの問題もあるが、会場を味方に出来れば逆に大きな後押しにもなる。男子ダブルスで18年世界選手権銀メダルの嘉村健士(28)=トナミ運輸=は「(観客は)バドミントンをよく知っているから、アグレッシブなプレーをすれば乗ってくる。応援を味方にすれば力になる」と攻略法を思い描いた。

 バドミントンは団体戦(19日~)からスタート。第3シードの男子は1回戦でマレーシア、第1シードの女子は初戦の準々決勝でインドと対戦する。

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