内田前監督と井上前コーチを警視庁が任意聴取…日大アメフト悪質タックル問題

スポーツ報知
内田正人前監督

 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、警視庁が内田正人前監督(63)と井上奨前コーチを任意で聴取していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。5月の関学大との定期戦で無防備な関学大選手が背後からタックルされ、約3週間のけがを負ったとされる。

 2人とも反則行為の指示はしていないと、5月23日の記者会見で否定したのと同じ趣旨の説明をしているという。同庁は傷害罪の共謀共同正犯や教唆犯に当たる可能性もあるとみて、今後も経緯を慎重に調べる。

 また、タックルをした宮川泰介選手(3年、20)からも事情を聞く方針。宮川選手は一時、競技を退く意思を示すも、16日までに部員に対して反則行為を謝罪。チームに復帰したいとの希望を伝えた。日大アメフト部はこの日、東京・世田谷区の同部グラウンドで自主練習を行った。宮川選手の復帰意思について、選手からは「良かった」と歓迎する声も聞かれた。

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