釜石復興への「キックオフ」…スタジアムこけら落とし

スポーツ報知

 ラグビーの2019年ワールドカップ日本大会の試合会場で唯一、新設された釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県釜石市)で19日、“こけら落とし”のイベントが開かれ、地元の釜石シーウェイブス(SW)とトップリーグのヤマハ発動機が記念試合を行った。約6500人の観客が東日本大震災からの復興を示す第一歩を見守った。

 建設された場所は震災の津波で全壊した小中学校の跡地。釜石SWは24―29で敗れたが、新日鉄釜石(現釜石SW)OBの桜庭吉彦監督は「未来につながる試合。ここからが本当のキックオフ」と感極まった。

 日本選手権でともに7連覇した新日鉄釜石と神戸製鋼のOB戦も行われ、釜石で活躍した松尾雄治さん(64)=スポーツ報知評論家=は「一生の思い出ができた」と感慨深げだった。

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