関学大・鳥内監督 日大・宮川選手の復帰を歓迎

スポーツ報知
(右から)関学大・鳥内秀晃監督、立命大・古橋由一郎監督

 アメリカンフットボール・関学大の鳥内秀晃監督(59)が21日、大阪市内で、関西学生アメフト連盟主催の秋季報道説明会に出席。5月6日の定期戦で悪質タックルをした責任から競技引退を示唆していた日大DL宮川泰介選手(20)=3年=が復帰意思を示したことに関し「(一連の騒動でアメフトを)嫌いになったと言っていたようだが、また好きなフットボールをやってくれればいい」と歓迎した。出場資格停止処分を受けている日大については「私が言うことはない」と言及を避けた。

 反則タックルを受けてけがをした関学大・QB奥野耕世選手(20)=2年=は5月末に戦列復帰した。鳥内監督は「普通にやっている。3人いるQBのうち一番、平均的にいい。(負傷の影響で出場した)ゲーム数は少なかったが、成長できている」と評価。25日の開幕戦・対近大(エキスポフラッシュフィールド)での先発は明言しなかったが、ショックを乗り越えた若い司令塔に期待した。

 日大との定期戦では“被害者”だった関学大だが、鳥内監督は「絶対に注目されている。クリーンでハードなプレーを目指せと言っている」と強い口調で話した。例年以上のフェアプレー精神で、2季ぶりの甲子園ボウル勝利、17季ぶりのライスボウル制覇を目指す。(田村 龍一)

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