大坂なおみ、ストレート圧倒「進歩しているのは我慢」

スポーツ報知

 ◆テニス 全米オープン第4日(30日、米ニューヨーク) ▽女子シングルス2回戦大坂なおみ(日清食品)2(6―2、6―0)0J・グルシュコ(イスラエル)

 第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=は、世界ランク162位で予選から勝ち上がったユリア・グルシュコ(28)=イスラエル=にストレート勝ち。的確なサーブで主導権を握り、第1セット第5ゲームから10ゲーム連取で圧倒した。試合時間はわずか50分で、失ったゲーム数は4大大会では最小。3年連続となる3回戦は33位のアリャクサンドラ・サスノビッチ(24)=ベラルーシ=と対戦する。

 以下、試合後の主な一問一答

 ―短時間で試合が終わった

 「1回戦よりもいいプレーができた。確認はしていないけど、サーブの確率が上がったと思う(第1サーブ確率は1回戦51%、2回戦57%)。改善できている感じがある。次の試合ももっと進歩したい」

 ―2回戦はサスノビッチとの対戦

 「2年前に1度だけ対戦していると思う(16年東レパンパシフィック・オープン予選で大坂の勝利)。とても上手で、何とか勝ちきれた記憶がある。彼女はオフコートではとても楽しい人と聞いているけれど、プレーはお互いにあまり知らない」

 ―サーシャ・コーチとの取り組みで進歩しているところ

 「我慢すること。以前は全部のボールを全力で打っていたけれど、今はショットの引き金をいつ引くか学んでいる。リラックスして打ちながら組み立てられるようになってきている」

 ―以前、自分で自分と戦ってしまうと言っていた。具体的にどういうことか?

 「以前の試合であったことで例えると。相手がセカンドサーブを打ってくるとして、自分の中でダウンザラインに打ってはダメだと思う。別な部分の自分は、ダウンザラインを打ったら50%の確率でウィナーになるし簡単にポイントが取れる、と思ってしまう。相手がサーブを打つ瞬間になると、タタタタタと(打ちたい気持ちが上がってきて)自分の中で議論になる。打っちゃえ、打っちゃダメ…結局ボールが来るとダウンザラインを打ってしまって、ネットにかかる。結局、あぁもうなんで打ってしまったの? と思う。よくあることではあるんだけど」

 ―暑さはどうか

 「フロリダで生活しているから暑さには慣れている。他の選手は分からないけれど、私はこの暑い中でプレーするのは慣れている」

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