【全米テニス】大坂なおみ、4強入り果たし「自分が優勝できる位置にいるということは分かっている」

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第10日(5日、米ニューヨーク) ▽女子シングルス準々決勝大坂なおみ(日清食品)2(6―1、6―1)0L・ツレンコ(ウクライナ)

 第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、日本女子シングルス初の全米4強入りを果たした。4大大会を通しても1996年ウィンブルドンの伊達公子以来、22年ぶりの快挙。

 第1セットは自分のサービスゲームでダブルフォルト1本を含む3ポイントしか落とさずに圧倒。第2セットも第1ゲームで相手の40―0から4連続ポイント。ブレイクに成功してこのセットも主導権を握った。第6ゲームで0―40のピンチを迎えたが、強気に攻めのサーブを続けて脱してキープに成功。第7ゲームは相手にダブルフォルトが2本出て、わずか57分で準決勝進出を決めた。

 以下、会見での主な一問一答

 ―今の気持ちを日本語で

 「うれしい。あと…なんて表現したらいいんだろう? relieved(ほっとした)」

 ―4回戦では泣いたが今回は泣かなかった

 「準々決勝を決めた時の方がもっと感情的だった。今はやるべきことに集中して、ビジネスのように考えられている」

 ―日本の報道陣がたくさんきていて、日本も興奮している

 「たくさん来てくれていてうれしいけれど、報道陣の多くはケイ(錦織圭)のためだと思う(笑い)続けて応援してもらいたい」

 ―日本女子で初めての全米4強

 「(3月に優勝した)BNPパリバ・オープン(米インディアンウェルズ)の経験が大きく役立っている。そのおかげで、ちょっと慣れて、今ここにいてもプレッシャーを感じずにいる」

 ―選手としての最大の目標は

 「若い選手は誰でも4大大会で優勝したい、世界1位になりたいと考える。もちろん私の目標もそう。でも、自分自身に過度なプレッシャーはかけていない。自分が優勝できる位置にいるということは分かっているけれど、その位置にいられることの喜び、目の前の1ポイントを取りたいと思う。こういった大会のファイナルステージにいる選手は本当にいい選手ばかり。誰もが優勝したいと思っていると思う」

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