【Bリーグ】北海道、市民へカレーライスの炊き出し 折茂代表「少しでもお役に」

スポーツ報知
市民にカレーライスの炊き出しを行った折茂代表(右端)らレバンガ北海道チーム

 Bリーグ1部のレバンガ北海道は8日、札幌市厚別区で、6日に発生した胆振東部地震の復興支援活動として市民へカレーライスの炊き出しを行った。メーンスポンサーのイーグルグループの協力で実施。用意した約500食は1時間ほどでなくなる盛況だった。

 折茂武彦代表(48)は「北海道のプロチームとして、地震で不自由な生活をされている方々に、少しでもお役に立ちたかった」と話した。自身も市内マンションの25階に住んでおり、自宅で被災。「経験したことのない揺れ。停電、水道も止まったので会社、友人宅に寄せてもらい、7日は、車のガソリン補給のため(20キロ以上離れた)当別町まで足を伸ばしました」と振り返った。

 今季就任したブラジル人のジョゼ・ネトHC(47)も「地震の瞬間は揺り起こされたかのような衝撃を受けた。動揺したが、チームから、家族のように支援や激励を受け助けられた。今日は自分が、困っている人たちに愛情を注ぎたかった」。支援活動を今後も続ける意向も明かした

 10月6、7日のBリーグ開幕戦(北海きたえーる)の相手は、台風21号で大きな被害を受けた大阪の大阪エヴェッサ。折茂代表は「お互い天災を受けたが、元気な試合で両地域の被災者の方々にも勇気を与えたい」と“共闘”を希望した。(小林 聖孝)

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