大坂なおみ準々決勝の相手ストリコバは「何かしらトリッキーなことは考える」

スポーツ報知

◆女子テニス 東レ・パンパシフィックOP 第4日(20日、アリーナ立川立飛ほか)

 シングルス2回戦が行われ、世界ランク25位のバルボラ・ストリコバ(32)=チェコ=が同27位のアネット・コンタベイト(22)=エストニア=を7―6、3―6、7―5で下し、21日午後3時以降に行われる準々決勝に進出した。全米オープンで優勝し、日本勢として初の4大大会シングルス制覇を果たした同7位の大坂なおみ(20)=日清食品=と対戦する。

 ストリコバは第1セットでタイブレークに突入し、自らのミスに思わずラケットを地面に投げつけてしまったが、気迫を全面に見せてこのセットを先取。第3セットは、4―1から3連続でゲームを奪われるなど、対するコンタベイトも粘りを見せて苦しい展開になった。最後はベテランの意地を見せつけ、試合時間3時間5分の大熱戦を制した。 2010、16年ダブルス覇者のベテランは試合後のインタビューで「(大坂は)素晴らしい試合で結果を残した選手。私も皆さんの前で結果を残したい」と次戦を見据えた。

 ストリコバはこの試合後すぐにドーム立川立飛に移動して得意とするダブルスに出場。6―4、6―2のストレートで日本の今西美晴(26)=島津製作所=、アンナ・ザジャ=ドイツ=組を下した。この日はダブルスと合わせ4時間19分を戦い抜いた。「シングルス3時間やってダブルスはタフだった」と振り返った。

 3年前の今大会1回戦では7―5、6―2で勝利し、昨年のウィンブルドンの初戦となった2回戦で1―6、6―0、4―6で大坂に敗れている。大坂の印象について「3年前に戦った時はまだ彼女は出始めだったし、現在は全く違う選手だと思っている。全米オープンで勝って間違いなくスター選手になる」と語った。3度目の対戦となる準々決勝に向けて「彼女(大坂)と渡り会えるぐらいのエネルギーが残っていればいいな」と疲労感をにじませるも「彼女ほどの選手を相手にするならば何かしらトリッキーなことは考える」と気合十分だった。

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