29日からバレー女子世界選手権…中田ジャパン、東京五輪メダルへ表彰台で勢いつけたい
バレーボール女子の世界選手権は29日から日本で開催される。世界選手権は1年以上の長期間に渡る厳しい予選を勝ち抜いてきた男女各24か国が参戦する。同じ4年に1度開催の五輪は参加国数が男女各12か国で、世界選手権でメダルをとってこそ、真の強豪国とも言える。
世界ランク6位の日本は1次リーグでAグループに入り、オランダ(同8位)、アルゼンチン(同11位)、ドイツ(同13位)、カメルーン(同18位)、メキシコ(同26位)と総当たりで争う。
全日本女子は5~6月に行われたネーションズリーグ、8月のジャカルタ・アジア大会を世界選手権代表と同メンバーで挑み、超過密日程の中で、若手選手の経験値とチーム力に磨きをかけてきた。これまでの2大会では目標とする表彰台には届かなかったものの、中田久美監督(53)は「世界選手権に対する思いは変わらないし、表彰台に上がるという目標は崩さず、ここまでの悔しさをエネルギーに変える」と貪欲に結果を求めていく。
2010年世界選手権の日本大会では銅メダルを獲得。すると2年後のロンドン五輪でも28年ぶりに銅メダルを獲得し、快挙を成し遂げた。東京五輪の予行練習ともなる今大会でも必ず表彰台に登り、2年後への勢いをつけたいところだ。
▽メンバー(最後は14人に絞られる)
OH 長岡望悠
古賀紗理那
新鍋理沙
石井優希
内瀬戸真実
鍋谷友理枝
野本梨佳
黒後愛
MB 岩坂名奈
荒木絵里香
島村春世
奥村麻依
S 冨永こよみ
佐藤美弥
田代佳奈美
L 井上琴絵
小幡真子
(OHはアウトサイドヒッター、MBはミドルブロッカー、Sはセッター、Lはリベロ)
▽大会方式 1次リーグ(L)は24か国が4組に分かれて争い、各組上位4チームが突破。2次Lには1次Lの対戦成績が持ち越される。16チームが2組に分かれ、1次Lの他の組から勝ち上がった4チームと対戦。各組上位3チームが次のステージへ。3次Lは6チームが2組に分かれ総当たり戦。上位2チームが準決勝へ進む。