錦織粘り勝ちで準決勝進出 全米オープンに続き大坂とアベック4強

スポーツ報知
錦織圭

◆男子テニス マゼル・オープン(21日、フランス・メス)

 シングルス準々決勝が行われ、世界ランク12位で第1シードの錦織圭(日清食品)が同31位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)を6―3、4―6、6―4で下し4強に進んだ。22日の準決勝では同166位のマティアス・バヒンガー(ドイツ)と対戦する。

 サーブが好調で「完璧で、あれ以上ないぐらいの出来だった」という第1セットから一転、フルセットにもつれ込む嫌な展開を錦織が制した。今季初優勝も経験している伸び盛りのバシラシビリに対して「苦しい中でも大事なポイントをしっかりと取り切れた」と地力の差を見せつけた。

 全米オープンでは、4大大会初優勝を果たした大坂なおみとともに4強入り。ニューヨークで初めて食事に出掛けるなど、大きな刺激を受けている。今週は日本で開催されている東レ・パンパシフィックオープンでも大坂が準決勝へ進出。再びの“アベック4強”となったが、それだけでは満足しない。「1セット目は良かった。あのようなテニスをやっていきたい」。日本テニス界を引っ張ってきた第一人者として、ツアー通算12勝目を目指す。

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