卓球・Tリーグ参戦「琉球アスティーダ」に大蔵流狂言師の所属が決定

スポーツ報知

 10月開幕の卓球「Tリーグ」に男子で参戦する「琉球アスティーダ」は22日、運営会社の琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社に大蔵流狂言師の善竹富太郎氏が所属することが決まったと発表した。

 善竹氏は室町時代から約700年にわたって受け継がれている日本の伝統芸能の狂言で、初の人間国宝になった善竹彌五郎を曽祖父に持つ人間国宝一家の狂言師だ。伝統芸能を世界へ発信するために、狂言とオペラを融合して披露するなどの普及活動にも取り組んでいる。

 琉球アスティーダは今後、卓球と狂言の異色のコラボに積極的に取り組んでいく予定だ。主催試合やイベントでの狂言の披露、沖縄やアジアでの公演、コラボ商品の開発などが検討されている。

 早川周作社長は善竹氏を招いた狙いについて、「2020年の東京五輪に向けスポーツと伝統芸能を融合し、日本の新たな価値の創造に貢献し、それが地方創生、経済発展に繋がるものと思います。スポーツの枠にとらわれず、あらゆる角度から沖縄を、そして日本を盛り上げてまいりたいと考えております」とコメントした。

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