ラグビー・神戸製鋼、ノーサイド直前に白星スルリ MOMのダン・カーターも笑顔なし

スポーツ報知
前半、トヨタ自動車のジオ・アプロン(中央左)をタックルする神戸製鋼のダン・カーター

◆ラグビー▽トップリーグ第4節最終日(22日・万博)トヨタ自動車26―26神戸製鋼

 北海道地震の影響で1試合消化が少ない神鋼は、5点リードで開幕3連勝が目前の後半ロスタイム48分、トヨタのウィング・ヘンリーに左隅へ同点トライを決められた。試合終了目前で白星がスルリ。ただ、相手のゴールキックが外れて“逆転サヨナラ負け”を免れ、安どするしかなかった。

 その左足で16得点(2G4PG)を挙げ、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた元ニュージーランド代表SOダン・カーター(36)も複雑な表情。日本デビューから2戦連続フル出場のレジェンドは「最後にトヨタさんは力強く試合を終わらせた。自分たちも学べるところ」と潔く、「いくつかディフェンスエラーがあった」と自らの個人記録よりも、チームが残した課題を忘れなかった。

 また、トヨタは主将の日本代表フランカー姫野和樹(24)が後半、右ヒザを負傷して交代。24日から和歌山での同代表合宿を控えるが「行けないかもしれない。週明けに病院へ行く」と不参加を示唆し、足を引きずりながら帰りのバスへ乗り込んだ。

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