加藤・二宮組、日本勢初V「なおみフィーバー」続く「ダブルス認知度上げる」

スポーツ報知
女子ダブルスで優勝した二宮(左)、加藤組

◆女子テニス 東レ・パンパシフィック・オープン 第6日 ▽ダブルス決勝 加藤・二宮2(6―4、6―4)0フラバーチコバ・ストリコバ(22日、アリーナ立川立飛) 

 加藤・二宮組が日本勢初のタイトルを手にした。マッチポイントは4人全員がネット前に詰めボレーの応酬に。二宮のショットを相手がネットにかけると、2人そろって両手を大きく広げて喜びを爆発させた。大坂の準決勝後の試合。残っていた多くの観客に、加藤は「なおみフィーバーで女子が盛り上がっている中で、ダブルスの認知度を上げたかった」と胸を張った。

 7月下旬から組み始め、銅メダルを獲得したジャカルタ・アジア大会を含め6大会目。前週のジャパン女子オープンは準優勝だった。「今週こそ」という思いが強かった。2人とも前で細かく動けるのが強み。2セットともブレイクチャンスを6度作りながら、成功したのは1度ずつだけ。主導権を握りきれない展開も、互いに笑顔で声を掛け合って前向きさを失わなかった。

 全仏準優勝の二宮は、ダブルスに重きを置いて東京五輪を目指すことを宣言している。「これからも一緒に組んでいきたい」と“プロポーズ”すると、加藤も「2人での1勝目なので、2、3と重ねたい。現役の間はついていきます」と応えた。

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