次世代のエース、古賀紗理那の思い「しっかり結果を残せるように頑張っていきたい」

スポーツ報知
古賀紗理那

 バレーボール女子の世界選手権は29日から日本で開催される。全日本女子は2大会ぶりの表彰台で、東京五輪へと弾みを付けたい。2013年に、高校生ながら全日本デビューを果たした得点源の古賀紗理那も22歳となり、チームの中心選手に成長。中田久美監督も「明らかに去年の紗理那とは違う。選手として自立し始めている」と成長を認める。今季序盤は苦しい時間が続き、5~6月のネーションズリーグでは試合の出場機会が減少。8月のジャカルタ・アジア大会ではメンバー落ちを経験した。世界選手権での再起を図る次世代のエースが、意気込みを語る。

 ―昨年のワールドグランドチャンピオンズカップを右ひざの故障で欠場し、今季は冬から春にかけて、体作りに注力してきた

 「筋力アップというより、お尻を鍛えるなど、膝に負担をかけない体の使い方を意識してきました。特に(スパイク後の)着地が安定したかなと思います。スパイクを打ったあとの切り替えも速くなったと思います」

 ―今シーズンはネーションズリーグで全日本復帰を果たすも、出場時間は安定せず。ジャカルタ・アジア大会ではまさかのメンバー落ちを経験した

 「悔しい気持ちはもちろんあったんですけど、やっぱり、全部プラスに捉えるしかない。自分に何が足りないのか考え直すいいきっかけにもなりましたし、世界選手権に向けて頑張ろうって気持ちにも切り替えられました」

 ―世界選手権で見せたいプレーとは

 「点数を取るのが自分の1番の仕事だと思っているので、調子がいいときだけじゃなくて、チームの調子が悪いときにこそ、確実に点数を取れるようにしていきたい」

 ―日本開催の世界選手権には特別な思いがある

 「8年前に日本開催で銅メダルを取ったときはずっと試合を見ていました。本当に大きな大会だと感じましたし、今回は東京五輪に向けた大事な大会にもなるので、しっかり結果を残せるように頑張っていきたいなと思います」

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