大坂なおみに立ちはだかるプリスコバ 武器は長身から繰り出すサーブ

スポーツ報知
決勝でプリスコバと対戦する大坂

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン決勝が23日午前11時からアリーナ立川立飛で行われる。

 全米オープンで日本勢4大大会シングルス初優勝した大坂なおみ(20)=日清食品=が、凱旋優勝をかけて、世界ランク8位で16年全米準優勝のカロリナ・プリスコバ(26)=チェコ=と対戦する。

 全米から10連勝中の大坂にとっては、7月のウィンブルドン3回戦でA・ケルバー(ドイツ)と対戦して以来のトップ10との試合になる。プリスコバの武器の1つは、身長186センチの長い腕から繰り出すサーブ。今大会3試合でサービスエース25本を決めており、大坂と並んでトップの数字だ。「いいサーブができれば勝負になる。どんなミスをしたかが勝敗を分けるカギになる」と強気に構える。今大会は2回戦から3戦続けてフルセットにもつれた。プレー時間は6時間59分。大坂の3時間41分の倍近いが「決勝になれば全ての疲れを忘れて全てを注ぎ込む」と話す。

 準決勝後の会見では相次ぐ大坂関連の質問に笑顔で答え続けていたが、今年のイタリア国際2回戦でボールのイン、アウト判定を巡り審判に激しく抗議し、終了後はラケットで審判台を叩き壊す気性の荒さもある。双子の姉クリスティナも選手で世界ランク101位。今大会にも出場していた。

 私生活では今年のウィンブルドン後に、元テレビプレゼンターで現在は代理人のミハル・フルドリチカ氏と3年の交際を経て結婚。2人一緒に受けたインタビューでは「彼はとても面白い人。ジョークを言ってくれて楽しく過ごしている。サポートしてくれている」とのろけている。印象的な左腕のタトゥーは15歳の時に入れたもので、「父は賛成してくれたけど、さすがに母には反対された」と振り返る。左太ももに入っているもう1つのタトゥーはニュージーランドのマオリ族にインスパイアされたデザイン。父、母、姉も同じ模様のタトゥーをしているという。

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