チーム最長身の岩坂名奈主将「自分らしくチームを引っ張っていきたい」29日からバレーボール女子世界選手権

スポーツ報知
岩坂名奈

 バレーボール女子の世界選手権は29日から日本で開催される。全日本女子は2大会ぶりの表彰台で、東京五輪への弾みを付けたい。チーム最長身、187センチの岩坂名奈(28)は、2季連続で全日本の主将に就任。中田久美監督も「すごい気配りができる人。喋った感じはちょっと、ほわ~っとしてますけど、非常に意思が強い」と大きな信頼を寄せている。若き全日本女子をけん引する岩坂が、世界選手権への意気込みを語る。

 ―主将2年目の抱負。

 「今シーズンは、昨シーズン以上に結果が求められると認識している。去年以上にキャプテンとしてブレずに、チームを戦う集団として団結できるよう、全力でやっていくのみだと思う」

 ―昨年はバレー人生で初めての主将を経験。1年間務め上げ、新たな発見があった。

 「昨シーズンは初めてのことだらけで、周りを見ている余裕もなかった。もうちょっと周りを見ることができていたら、もっとチームが勢い付いていたり、さらに団結して世界を相手に挑めてたのかなと思う。でも、そこが自分の足りない部分でもあり、新たに発見できた部分でもある」

 ―全日本をまとめるにあたり、理想とするキャプテン像とは。

 「今までの女子バレー界のキャプテンは、エースであったり、存在感がある方で、本当にすごい先輩たちばかり。だけど、私はまた別だと思う。自分らしさを忘れないで、誰かみたいになりたいっていうのではなく、本当に自分らしくチームを引っ張っていきたい」

 ―チーム最長身の岩坂は、攻撃の勝負所を担う。

 「得意としているプレーはブロック。(攻撃してくる)相手が崩れたときのブロックは、得点にできることが多かったんですけど、相手がいい状態で攻めてきたときこそ、(ブロックして)しっかり得点につなげることを継続してやっていかないといけない。攻撃面でも、しっかりとチームを引っ張っていかないといけないっていう思いがある」

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