旭川龍谷、39年ぶりV!OBによる強化が成果…高校ラグビー北北海道大会

スポーツ報知
39年ぶり優勝を喜ぶ旭川龍谷チーム

◆全国高校ラグビー北北海道大会 ▽決勝 旭川龍谷13―7北見北斗(25日・遠軽町えんがる球技場)

 全国高校ラグビー南北北海道大会の決勝が24日、遠軽町えんがる球技場で行われ、北は旭川龍谷が北見北斗に13―7で逆転勝ちし、39年ぶり3度目の優勝。NO8鈴木チライ(3年)が2トライで貢献した。南は、札幌山の手が50―14で昨年の決勝で敗れた函館ラサールに雪辱し、2年ぶり17度目のV。南北優勝校は全国大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)に出場する。

 旭川龍谷が北見北斗に7度目の挑戦で初勝利、39年ぶり栄冠を手にした。小西良平監督(41)は「みんな心・技・体すべてで、成長した姿を見せてくれた」と全選手を称賛した。

 前半7点劣勢も、後半にNO8鈴木の2トライで逆転。170センチ、60キロと小柄だが「スピードで勝負」と鋭いアタックを連発した。78、79年に花園出場も、その後低迷。一時、部員が5人まで減ったが、OBが一体となり再強化。旭川ラグビースクール出身選手を勧誘し、昨年準Vに躍進。実戦練習でもOBチームが、胸を貸してきた。

 OB会は今月29日に総会を開き応援態勢を整える。ロックで花園連続出場、79年に初勝利(24○16長崎・諫早農)した踊場稔洋(おどりば・としひろ)会長(56)は「全国のOBとも連絡を取り一体となり、初の花園2勝を後押ししたい」。FB湯口龍雅主将(3年)も「ここで満足せず、花園勝利で恩返しをしたい」とチームの意気込みを口にした。(小林 聖孝)

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