「T.T彩たま」、浦和・槙野流パフォーマンスで盛り上げる…24日Tリーグ開幕

スポーツ報知
浦和・槙野(中央)とポーズを決めるT.T彩たまの(左から)岸川、アポロニア、(1人おいて)吉村、坂本監督

 24日開幕の卓球「Tリーグ」に男子で参戦する「T.T彩たま」の吉村真晴(25)、坂本竜介監督(33)らが18日、同じ埼玉県内で活動するJ1浦和レッズの練習場を訪問した。日本代表DF槙野智章(31)とも対面。サッカー界きってのムードメーカーから新リーグを盛り上げるヒントを得て、5日後に迫った木下マイスター東京との開幕戦(東京・両国国技館)に向け、大きな刺激を受けた。

 Tリーグ成功へ、多くの金言を贈られた。T.T彩たまは同じ県にホームを置くJ屈指の人気クラブの練習場を訪問。吉村が「盛り上げていきたい。どうすれば素晴らしいチームができるのか、ぜひお聞きしたい」と思いをぶつけると、槙野も快く応じ、考えを伝えた。

 「僕はピッチの上で試合をするだけがファンサービスだとは思ってない。ピッチ外での交流や発信も大切。みんながやらないようなことをすること。一番大事なのは発信し続けることだと思います」

 具体的な取り組みも明かした。広島時代にはゴールパフォーマンスが話題となり、「いろんなスポーツのファンの方が興味を持って、サッカーを知ってもらうことにつながった」。浦和では「サポーターと共有する時間を増やしたい」と、ホームで勝利後に歌う時に選手も肩を組んで参加するように発案。スパイクを左右色違いに履くなど見て楽しめる工夫も加えている。

 T.T彩たまも、普及やPR活動に積極的なチームだ。アポロニアは、勝利パフォーマンスに同じポルトガル人で親交のあるサッカーのC・ロナウドのポーズを取り入れている。坂本監督の「試合前にファンの人と応援歌を歌ってから、円陣を組んで試合開始ということもできる」というアイデアは、槙野も「面白いですね。注目してくれるし、いいと思います」と絶賛した。お互いに観戦も約束。歴史的な開幕に向け、刺激の多い時間となった。(林 直史)

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