【杉山愛の目】大坂選手、気持ちの切り替えを

スポーツ報知

◆女子テニス WTAファイナル第2日 ▽1次リーグA組 スティーブンス2―1大坂(22日・シンガポール室内競技場)

 大坂選手は思うようなテニスができず、とても悔しい思いをしていると思います。スティーブンスが低い弾道で回転数の多い球を打ち込んでくることでペースが落ち、最後までリズムをつかめませんでした。

 ただ今後も試合は続きますし、準決勝進出の可能性は十分あります。気持ちの切り替えが重要で、課題も修正できます。特に、第2セットではラケットを投げるなどイライラする場面もありましたが、自分らしいプレーができない時こそ冷静に我慢のテニスをしてほしいです。

 私自身も03年大会に出場して1次Lで2連敗しましたが、「3連敗だけはしてたまるか」と、最終戦は当時世界ランク2位のエナン(ベルギー)に意地で勝ちました。ここに出場してハッピー、ではなく1勝でも挙げることができれば、今後につながるはずです。(元ダブルス世界ランク1位)

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