ラグビー ジョセフ日本、世界選抜に惜敗。後半猛追及ばず28―31

スポーツ報知
前半33分、突破を図る日本代表・リーチ・マイケル(右)

◆ジャパンラグビーチャレンジ2018 強化試合 日本代表28―31世界選抜(26日・東大阪市花園ラグビー場)

 来年9月のW杯開幕まで、およそ11か月。ジョセフ日本が今秋初戦で世界レベルに肉薄した。各国の元代表選手や今後の代表入りを狙う選手などで構成される世界選抜を相手に、日本代表は前半10分、敵陣から大きく展開され、最後はSOクロニエ(トヨタ自動車)に中央へ先制トライ(G)を献上。日本代表は0―12で迎えた21分、SO田村優(キヤノン)のキックパスを敵陣22メートル上でキャッチしたウィング福岡堅樹(パナソニック)が、ディフェンスを2人かわして左中間へトライ(G)を返す。その後2トライを献上し、前半は7―24。

 日本代表のキックオフで始まった後半、そのボールを世界選抜にカウンターアタックされ、ウィングのデヴィタ・リー(ハイランダーズ)に快走されてノーホイッスルトライ(G)を奪われる。だが、日本代表はそこから、センターのラファエレ(コカ・コーラ)のインターセプトからの90メートル独走トライ(G)や、ウィングのレメキ(ホンダ)、センターの中村亮土(サントリー)のトライ(いずれもG成功)などで28―31と猛追。ロスタイムのラスト1プレーでは、敵陣20メートルのマイボールスクラムを得て展開したが、フェイズを重ねる中で痛恨のノックオン。3点差で惜敗した。

 日本代表は次戦がW杯2連覇中のニュージーランド代表戦(11月3日、東京・味の素スタジアム)。その後の英国遠征でイングランド代表戦(17日)、ロシア代表戦(24日)に臨む。

 この日の日本代表―世界選抜戦は、花園ラグビー場が19年W杯日本大会へ向けての大規模な改修工事を9月に終えて以来、初試合。大型映像装置や照明器具を設置し、初ナイターで行われ、観衆1万6846人が詰めかけた。

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