同大、連勝で大学選手権へ望み 大体大は5季ぶり白星…関西大学ラグビー

スポーツ報知

◆関西大学ラグビー 第8日 同大47―26近大、大体大17―14関大(11日・鶴見緑地)

 同大が近大から7トライを奪って連勝し、大学選手権出場へ望みをつないだ。今季、4年ぶりにAリーグに昇格した大体大は関大に17―14で粘り勝ち。同リーグで5季ぶりの白星を挙げた。

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 同大は、NO8のファイアラガ望サムエル(2年)=常翔学園=が、2トライで連勝に貢献した。当初は控えの予定だったが、けが人が出たことで急きょスタメン出場。サモア人の父・キウエニさんが大きな声援を送るなか、後半1分には敵陣25メートル付近から飛び出して独走トライを決めた。「うれしくてエキサイトしました」とガッツポーズ。開幕3連敗と苦戦したチームも息を吹き返し、大学選手権出場の可能性をつないだ。

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 大体大は、4年ぶりにAリーグに復帰した「ヘラクレス軍団」が、5季ぶりの勝利を収めた。ラインアウトからモールで押し込む得意の形で、NO8吉田海(1年)=大産大付高=が前半立て続けにトライ。後半は相手の猛攻を粘りの守備でしのぎ、試合終了の瞬間にはうれしさから泣き崩れる選手もいた。中谷誠監督(58)は、「ノーサイドまでしっかり体を張ってくれた。見事だった」と選手を称賛。その目にも涙が浮かんでいた。

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