上田仁、ツアー2大会から帰国「久しぶりに手応えのある試合ができた」

スポーツ報知
帰国した上田

 卓球男子で世界ランク36位の上田仁(26)=岡山リベッツ=が13日、ワールドツアー2大会を終えて成田空港に帰国した。

 今回は10月28日まで名古屋でTリーグを戦い、すぐに渡欧。30日からスウェーデン・オープン(OP)予選を戦う過密日程だった。「時差や移動。なかなかハードだったので、そこを調整するのが難しかったのは正直あります」と認めるが、直前のTリーグでは木下マイスター東京の張本智和から勝利を挙げるなど存在感を示した。

 好調を維持し、迎えたスウェーデンOPは本戦1回戦、翌週のオーストリアOPでは本戦2回戦に進んだ。敗れたものの、世界ランク1位の樊振東(中国)から1ゲームを先取する健闘も見せた。「Tリーグでもいい感じで試合ができてましたし、その感覚が続いて、久しぶりに手応えのある試合ができた」と充実した2大会となった。

 20年東京五輪の代表入りに向け、まずは来年の世界選手権個人戦の代表入りを目標に掲げる。12月には1次選考会も始まる中で「世界選手権の代表に入ることで五輪が近付く。そういう意味ではこの2大会が非常に重要だった。予選から出ている日本人選手の中では一番いい成績を挙げられたことは収穫でしたし、いいアピールができたなと思います」と振り返った。

 次戦は16日のTリーグ(岡山武道館)。所属する岡山リベッツとしてのホーム開幕戦だ。帰国から中2日と準備期間は短いが「確かに大変ではありますけど、ありがたいことにこういう(レベルの高いリーグの)中でやらせてもらっている。多くの人に見に来てもらいたいし、常にいいパフォーマンスができるように準備したい」と意気込んだ。

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