日大アメフト部・内田前監督の解雇不当訴訟 日大側は来年1月21日に反論へ

スポーツ報知
内田正人前監督

 悪質な反則を指示したとして懲戒解雇された日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(63)が、解雇は不当で無効だとして地位確認などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁で開かれ、日大側が争う姿勢を示した。日大側は事前に欠席を通達していたため出廷はなかった。裁判所は「被告は具体的な認否、反論の必要がある」と事前に求めた際に日大は「多少の時間が欲しい」と返答。裁判所は準備期間を考慮し、来年1月21日を次回期日とした。原告の内田氏の弁護士は「まだ始まったばかりなので、コメントは差し控えたい」とした。

 日大アメフト部を巡っては、5月の関西学院大との定期戦で守備選手が危険なタックルをし、相手選手を負傷させた。日大の第三者委員会は内田氏と井上奨前コーチ(29)の指示で反則をしたと認定。2人はともに懲戒解雇された。

 タックルをした宮川泰介選手(20)は会見で、内田氏ら2人の「つぶせ」などの言葉を「けがをさせろ」と解釈したと説明。2人は傷害容疑で刑事告訴されたが、警視庁はけがをさせるよう指示したとは認められないと判断し、ともに立件されない見通しだ。

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