渡辺雄太、２リバウンド守備で見せ場…２度目出場７分４６秒プレー

◆バスケットボール　ＮＢＡ（１４日・ウィスコンシン州ミルウォーキー）

　グリズリーズと、下部チームに所属しながら一定期間ＮＢＡに出場が可能なツーウェー契約を結んでいる渡辺雄太（２４）が、敵地でのバックス戦で１０月２７日のデビュー戦（対サンズ）以来２試合目の出場を果たした。途中出場で７分４６秒プレーし、無得点、２リバウンドだった。高い守備力で１１６―１１３での勝利に貢献した。

　前戦ではベンチ入りしながら出場機会のなかった渡辺の出番は、第１クオーター（Ｑ）に訪れた。１９―１４とリードした残り３分５１秒からコートへ。「今回の方が前よりガチガチだった」というが、相手のレイアップシュートをブロックするなど、守備で見せ場をつくった。

　ゴール下では体格で勝る選手に当たり負けなかった。米国ではウェートトレーニングにも取り組み、ジョージワシントン大で体重は１０キロ近くも増えた。父・英幸さんも「腕も太くなってたくましくなった。高校時代から顔つきも変わって、キリッとした」と変化を認める。その成果を短時間でもしっかりと見せた。

　第２Ｑでは３点シュートも放ったが、この日は無得点。試合後はチームの白星にも浮かれることなく「自分ができなかったことを勉強して、反省して次につなげないといけない」と気を引き締めていた。