【Tリーグ】名古屋・徐孝元、悲願の初勝利へ「最善を尽くす」

スポーツ報知

 卓球「Tリーグ」女子のTOP名古屋は16日、午後7時から木下アビエル神奈川戦(名古屋市武田テバオーシャンアリーナ)に臨む。開幕から4試合未勝利が続くが、主将の森薗美咲は「勝つことはすごく難しいと改めて思ったけど、勝負の世界でプロとして勝たないといけないということに目を背けてはいけない。自分たちを厳しい目で見て、当に勝たなきゃならないと思っています」と初勝利へ闘志を燃やす。

 ホーム開幕となった15日の日本ペイントマレッツ戦は、2勝2敗で延長戦にもつれ込み、惜しくも敗れた。新井周監督は「選手は頑張ったが、非常に悔しい試合になってしまった。開幕戦からここまで4戦戦って、あと少しで取れない試合が続いている」と唇をかんだが、チーム状況は上向きつつあることも感じている。

 希望を抱かせたのは、徐孝元(韓国)を起用した延長戦だ。日本ペイント・松平志穂のサーブへの対応に苦しみ、1ゲーム先取で5―10とマッチポイントを握られたが、そこから5ポイントを連取。執念の粘りで会場を沸かせた。最終的に敗れはしたが、ベンチで見届けた森薗も「諦めないでプレーすれば、タイに持っていくこともできるんだなと再確認できた」と刺激を受けたという。徐も「まずは1勝したい。最善を尽くせば、いつか勝利はついてくると思うので頑張ります」と決意を込めた。

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