【Tリーグ】岡山、韓国コンビで2勝…初出場の林&李

スポーツ報知
岡山・李尚洙

◆卓球Tリーグ男子 岡山3-1彩たま(16日)

 男子の岡山リベッツがホーム開幕戦でT.T彩たまを3―1で下し、今季2勝目を挙げた。初出場の韓国代表コンビが活躍。世界ランク7位の李尚洙(28)が8位の黄鎮廷(27)=香港=、22位の林鐘勲(21)は28位の吉村真晴(25)をともに3―2で下した。女子は木下アビエル神奈川が3―1でTOP名古屋に勝ち開幕4連勝。名古屋は5戦未勝利となった。

 岡山の韓国代表コンビがデビュー戦で躍動した。第2試合で15日に加入が決まったばかりの林が、ゲームカウント0―2から吉村に大逆転。2勝0敗でバトンを受けた李が、黄とのエース対決をフルゲームで制した。リーグ最長2時間50分の熱戦の末に勝利をつかんだ白神宏佑監督も「みなさんの声援と選手の頑張りによって、歴史的なホーム開幕戦を勝つことができました」と喜びを爆発させた。

 ここまで3戦は選手の日程が合わず日本人選手のみで臨み、ベンチ入りも規定ギリギリの4人で戦ってきた。だが地元での初陣でベストメンバーがそろい、ダブルス巧者の上田仁、森薗政崇を第1試合で起用できるなど戦略の幅も広がった。岡山県は7月に西日本豪雨で大きな被害を受けた。開幕前に指揮官が「県民に元気を届けられるプレーを見せたい」と誓ったシーズン。2勝2敗の五分に戻し、反撃態勢が整った。(林 直史)

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