【Tリーグ】彩たま・吉村真晴、17日の東京戦へ「大事な一戦」

スポーツ報知
吉村真晴

 卓球「Tリーグ」男子のT.T彩たまは17日午後7時から、アリーナ立川立飛で木下マイスター東京との一戦に臨む。前回10月24日は両国国技館で行われたリーグ開幕戦で1―3の敗戦。歴史的な1勝をつかむことはできなかっただけに、吉村真晴は「大事な一戦になる」と雪辱に燃えている。

 今季4戦目となった16日の岡山リベッツ戦は1―3で敗れたが、フルゲームを2試合落とすなど、明暗を分けたのはわずかな差だった。それでも、0勝3敗で迎えた第4試合で鄭栄植(韓国)が岡山・上田仁に勝利。負けていれば初めて勝ち点4を献上することになったが、同3にとどめただけでなく、2位も死守した。坂本竜介監督も「最後負けていれば岡山が2位に浮上しているので、そこは大きな違い。(プレーオフ進出圏内の)2位以内に入るために勝ち点1は響いてくる」と鄭をたたえた。

 初のアウェー戦から得た刺激も大きかった。ここまで3試合はセントラル開催だったが、今回は岡山のホーム開幕戦。平日夜に観衆1081人を集めただけでなく、試合前には地元の中学生が始球式を行い、卓球愛好者による応援団が中心となって盛り上げ、相手チームの背中を押した。吉村は「音楽も音量が大きくてウーハーも効いてて、胸が高鳴った。応援もすごいしっかりしていたので、羨ましいなと思いながらアウェーの洗礼を浴びましたね」と振り返った。

 彩たまも17日の東京戦を終えると、20日にさいたま市・サイデン化学アリーナで待望のホーム開幕を迎える。オープニングアクトダンサーなど独自色を打ち出した演出の準備を進めているが、坂本監督は「岡山の全体的な試合の作り方や応援、演出は素晴らしいと思った。吸収できるところは吸収して、やらせていただきたい」と他チームからも積極的に学んでいきたいと語る。吉村も「各地のホームマッチでそれぞれで盛り上げていくことで、卓球が盛り上がっていき、地域貢献につながると思う。岡山に負けないぐらいの素晴らしいホームマッチができたら」と気持ちを新たにしていた。

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