日大アメフト部、処分後初戦で快勝
スポーツ報知
悪質な反則タックル問題で2018年度シーズン終了まで公式試合の出場資格を停止されている日大アメリカンフットボール部は17日、社会人Xリーグの合同チームと横浜スタジアムで処分決定後初の対外試合となる練習試合を行い、51―6で快勝した。関学大との定期戦で反則タックルをしたDL宮川泰介(3年)は出場しなかったものの、新チームが再出発した。
初采配となった橋詰功新監督(55)が「正しく、激しく、フェアプレーを心がけた」と話すように、3年生以下約70人が出場し堂々とプレー。10月に練習復帰した宮川については「まだ試合に出られる状態じゃない」と出場を見送ったが、仲間たちに指示を出すなど、プレー以外の面で貢献した。
懲戒解雇された内田正人前監督(63)が、解雇は無効だとして訴訟を起こしたことについては「私から言うことはなく、選手たちの士気に関わるようなこともない」と影響がないことを強調した。
チームは処分が解除されれても、来季は下部リーグからはい上がらなくてはならない。1部復帰は最短でも2020年。指揮官は「まだ小さな一歩。道のりは長い」。復活への道は始まったばかりだ。