琉球の初勝利導いたエース丹羽孝希「いつもより気合が入りました」

スポーツ報知
琉球のエース丹羽孝希

 卓球「Tリーグ」男子の琉球アスティーダが18日、岡山リベッツを3―1で下し、開幕4試合目で待望の初勝利をつかんだ。

 エースが流れを手繰り寄せた。第1試合のダブルスを落とし、迎えた第2試合。世界ランク10位の丹羽孝希は燃えていた。相手の世界22位の林鐘勲(韓国)とは国際大会も含めて対戦経験がなく「最近すごい強いので、試合したいなと思っていた。やれてすごくうれしかったですし、いつもより気合が入りました」と待ち望んだ対戦だった。

 第1ゲームは幸先良く先取したが、第2ゲームは4―2からまさかの9連続失点。重苦しい雰囲気となったが、第3ゲームは4度もゲームポイントを握られながら16―14で制すると、第4ゲームも11―8で制した。直近2試合は0勝2敗や0勝3敗で出番を迎え、自身もストレート負けを喫していただけに「気持ち的にガクッと落ち込んだ部分があって、そこは自分でも反省していた。これからは何番で出てもしっかり勝つんだという気持ちで」と気迫を見せた。

 3番手の陳建安、4番手の荘智淵(ともに台湾)も流れをつなぎ、シングルスだけで3勝をマーク。チームの開幕からの連敗も3で止まった。「理想的な勝ち方ですね。強い選手とやりたいと思ってTリーグに入った。でもその中でも勝たないと面白くない。初勝利ですけど、すごくうれしかったし、負けが込むとすごくつまらないものになるので」。琉球での戦いを通じ、勝利への思いはより一層、高まっている。

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