【Tリーグ】張本智和が土壇場から圧巻の第4試合、延長戦と2連勝「今まで経験したトップクラスの緊張感」

スポーツ報知
2連勝した張本

◆卓球 Tリーグ 東京3―2彩たま(17日、立川立飛)

 開幕から3連勝で首位の東京は、第2試合まで0―2と劣勢の展開。第3試合シングルスで、世界ランク19位の水谷隼(29)が同32位のティアゴ・アポロニア(32・ポルトガル)に対し、3―2のフルゲームでもぎ取り、序盤からの不穏な流れを食い止めると、第4試合シングルスに登場する同6位の張本智和(15)は「気持ちの整理はできていた」と集中を高めて試合に臨んだ。

 圧巻の張本劇場だった。1―2で1試合も落とせない土壇場の状況。チームの勝利を託された15歳は「今まで経験した中でもトップクラスの緊張感があった」と明かした。だが、第4試合では、世界ランク8位の鄭栄植(26・韓国)を3―0のストレートで寄せ付けず、延長戦に持ち込んだ。

 邱建新監督(52)が「体が温まっているからいい状態で行ける」と張本は延長戦でもそのまま連続ゲームで登場。同8位の黄鎮廷(27・香港)を1―0(11―7)で下し、チームを勝利に導いた。「苦しい中で勝てたのでよかった」と張本。水谷も「張本らしいプレーで2試合完勝してくれて助かった」と話した。

 試合前と合間には、木下マイスター東京の応援公式サポーターに就任した現役女子大生アイドルグループ「College Cosmos」(カレッジ・コスモス)が、応援テーマに合わせてパフォーマンスを披露。張本も「応援してもらえて、会場は盛り上がったし、モチベーションが上がった」と感謝した。

 次戦は18日午後2時に、ホームの立川立飛アリーナで、琉球と対戦する。

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