ホッケー男子、格上カナダを撃破!田村陸が粘り強い守備

スポーツ報知
屈強なカナダ選手(右)に球際で競り勝つ田村

◆ホッケー男子 国際親善試合 日本3―2カナダ(20日、栗原市築館多目的競技場)

 世界ランク16位の日本代表は同11位のカナダ代表と対戦し、先発出場したFB田村陸(19)=山梨学院大=が、粘り強い守備を見せるなどで、3―2で勝った。

 日本は2点を先制されたが、第4クオーターで3得点した後は、田村が正確な位置取りで相手FW陣と渡り合い、追撃を許さなかった。勝利にも田村は「ペナルティーコーナーで2失点。失点シーンを見直して、改善したい」と満足しなかった。

 今年9月のアルゼンチン戦(1●2)で代表デビューを飾った背番号2は「(代表の)プレーがハイスピードだった」とレベルの高さに圧倒された。それでも練習に打ち込み、シギ・アイクマン監督(59)から「プレーに対する姿勢がすばらしい」と評価された。試合後、オランダ人指揮官は「落ち着きがあるし、成長すれば日本のスター選手になると思う」と期待した。

 2020年東京五輪に向けて「誰も日本がメダルを取れると思っていないので、取ってみんなに見せつけたい」と田村。日本のホープが世界を驚かす。(海老田 悦秀)

スポーツ

×