【卓球通信】元代表監督が未来のスター育成

スポーツ報知
7歳以下の強化合宿で子供たちに思いを伝える兒玉圭司氏(右)

 U―7(小学1年以下)強化合宿が11月30日から3日間、静岡・磐田市で行われた。日本卓球界初で、スポーツ界でも異例の早期育成の実現に尽力したのが、元日本代表監督でスヴェンソンの兒玉圭司会長(83)だ。「卓球のおかげで今の自分がある。第3の人生を社会貢献に尽くしていきたい」と、理事長を務める一般財団法人「KODAMA国際教育財団」で主催。日本協会が後援となった。

 同氏は15年に財団を通じてラオスに小学校や卓球スクールを寄贈。昨年は個人で日本協会などに5000万円を寄付し、全日本選手権の優勝賞金にも活用された。「この3日間の経験が卓球人生のプラスになり、大空に羽ばたいていくような選手が出てくれると期待しています」。卓球界の未来を思う行動は水谷隼、石川佳純ら趣旨に賛同してアンバサダーに名を連ねるトップ選手にとっても励みとなりそうだ。

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