【Bリーグ】北海道・内海新HC 堅守速攻&組織プレーで再建誓う

2018年12月7日6時10分  スポーツ報知
  • 内海HC(右)は就任会見後、早速熱のこもった指導を行った(左から桜井、折茂、手前は多嶋)
  • 健闘を誓う(左から)横田CEO、内海HC、清永チーム統括

 プロバスケットボールB1レバンガ北海道は6日、4日付で契約解除となったジョゼ・ネト前ヘッドコーチ(HC、47)に代わる内海知秀新HC(60)の就任会見を行った。監督として2016年リオ五輪で女子日本代表を8強に導いた新指揮官は、現在東地区最下位(4勝15敗)のチームを、堅守速攻&組織プレーで上昇させる決意を口にした。

 昨年9月に就任したアドバイザリーコーチから新指揮官に昇格した内海HCは「中途半端な気持ちでは引き受けません。彼ら(選手)と共に必ず上を目指せるチームに育て、ステップアップしたい」。約50人の報道陣が詰めかけた会見場で、固い決意を口にした。

 現役時代、男子日本代表の名ガードで活躍し、指導者としてもジャパンエナジー女子(現・JX―ENEOS)を常勝チームに育てた。16年リオ五輪では女子日本代表を指揮し、世界ランクが参加チーム中最低の16位だった日本を、20年ぶりの8強に導いた。「指導者として『堅い守りから速攻、組織プレーで得点』が信条。レバンガでも自分の“バスケット道”を貫きたい」と力を込めた。

 北海道との結びつきも深い。1988年から13年間、札幌大男子をHCとして指導。その間、道バスケットボール協会強化委員長も務めた。97~98年には、97年全米大学選手権を制したアリゾナ大男子にコーチ留学し、名将ルート・オルソンHC(当時)から3ガード制や、機動力を生かした戦術を学び、その後の指導に生かした。リオ五輪後の昨年5月、古巣・札幌大の客員教授に就任、兼務でレバンガスタッフを務めてきた。

 初采配は、8日の中地区3位・富山戦(北海きたえーる)。「今の厳しい状況で、勝利が最大の自信になる。今後は『最低限、勝率5割』を目指していきたい」と、情熱タクトで8戦ぶり勝利に導く。(小林 聖孝)

 ◆内海 知秀(うつみ・ともひで)1958年12月7日、青森県生まれ。60歳。青森・三本木中から秋田・能代工高、日体大を経て日本鉱業(当時)入り。日本代表として83年ロサンゼルス五輪予選、87年ソウル五輪予選などに出場。88年から13年間、札幌大男子HCを務めた。バスケット一家で、長男・慎吾(34)はB1・京都に所属。

 ◆内海新HCに聞く

 ―HC就任の決意は?

 「昨季からスタッフを務め、チームの厳しい状況は理解していた。フロントから要請を受け、必死に頑張っている選手、チームに少しでも役に立ちたいと決意をした」

 ―ブラジル人指揮官のネト前HCの采配の印象は?

 「南米的な情熱、熱意を感じた。その情熱は引き継ぎながら、もう少し繊細な組織プレーを意識していきたい」

 ―今季はまだ41試合残っている。

 「まずは目の前の1試合1試合に集中し、勝利を積み上げていきたい。最終的には最低限でも勝率5割、それ以上の成績を目指したい」

 ―8日からの富山2連戦に向けて。

 「今のチームに必要なのは勝利。準備期間は短いが、(大型の)富山対策、戦術を練り、100%に近い力を出し切りたい」

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