KUROBE、連敗脱出かけ9日“北陸ダービー”

スポーツ報知
ストレート負けで6連敗となり、悔しそうに引き揚げる丸山主将(右)らKUROBEの選手たち

◆バレーボール Vリーグ1部 ▽女子 日立3(26―24、25―21、25―19)0KUROBE(8日、ひたちなか市総合運動公園総合体育館)

 女子東地区で6チーム中5位のKUROBEアクアフェアリーズは、3位の日立に0―3のストレート負けで6連敗となった。第1セットに一時は7点をリードしながら逆転を許すと、主導権を奪い返せなかった。同最下位のPFUブルーキャッツも、2位のデンソーにストレート負けで開幕9連敗。両チームは、今年最終戦となる9日の“北陸ダービー”(午前11時、ひたちなか)で対決し、連敗脱出を目指す。

 KUROBEが勝機を逃し、6連敗を喫した。第1Sはベルギー代表のミドルブロッカー、フレヤ・アールブレヒト(28)がサーブで相手を崩し、12―12から7連続得点。しかし大量リードを守れず、逆転で落とすと、第2、3Sも、1030人が詰め掛けたホームの後押しを受けた日立に連取された。

 アールブレヒトはチーム最長身186センチの体格を生かし、アタックで19打数9得点、チーム最高の決定率47・4%と奮闘。しかし6試合ぶりの勝利はならず、「大事な試合で、あってはならない逆転をされてしまった。フラストレーションがたまっている。気分が悪いです」と、うなだれた。

 アウトサイドヒッター(OH)の丸山紗季主将(26)は「レシーブが乱れると、攻撃がレフトばかりになってしまう。もっとミドルのフレヤにボールを集めることで、サイドが生きるのに」と、チームとして助っ人を不完全燃焼にしてしまったことを反省した。

 今季はまだ先月10日に敵地でPFUから挙げた1勝のみ。9日の再戦へ、丸山主将は「相手はまだ1勝もしていないので必死に向かってくると思う。油断せずに勝ちにいきたい」と北陸ダービー連勝を誓った。(竹内 竜也)

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