桃田賢斗がエースの仕事でS/Jリーグ白星発進 ツアーファイナルへも弾み「いい感触で今年を終えられたら」

スポーツ報知
桃田賢斗

◆バドミントン S/Jリーグ(9日、富山・高岡市民体育館)

 6試合が行われ、4大会ぶりの優勝を目指す男子のNTT東日本は、日本ユニシスを2―1で下して白星発進した。

 男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=は、同32位の坂井一将(28)=日本ユニシス=に21―9、21―13のストレートで快勝。第1ダブルスを落とし、0―1で迎えた嫌な流れを一掃し、チームに勝利を呼び込んだ。「スピードを上げて、出だしから流れをNTT東日本に持ってこようと思った。自分のプレーは良かったと思う。団体戦は1人では勝てない」と力を合わせた勝利の喜びに浸った。

 所属の須賀隆弘監督(47)は「チームに勢いをつけるような、攻撃的なプレーも出してくれた。NTT東日本の一員という自覚をもって戦ってくれた」。12日開幕のワールドツアーファイナル(中国・広州)へも、最高の弾みがついた。年間成績上位8人による最高峰の決戦は、躍進の今季を締める最後の大舞台。桃田は「まずは疲れをとることに努めたい。海外遠征を楽しんで、いい感触で今年を終えられたら」と闘志を高めていた。

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