【Bリーグ】北海道・内海新HC、就任2戦目で初勝利「大きな1勝」折茂武彦がMVP

スポーツ報知
ホームで2か月ぶり勝利を挙げ、喜ぶレバンガ選手

◆B1リーグ 第12節 レバンガ北海道94―91富山(9日・北海きたえーる)

 レバンガ北海道は富山に94―91で雪辱し、9戦ぶり勝利。今節から指揮を執る内海知秀新ヘッドコーチ(HC、60)が、就任2戦目で初勝利を挙げた。両チーム最多24得点のセンター(C)/パワーフォワード(PF)マーク・トラソリーニ(28)を筆頭に5人が2桁得点するなど今季最多得点。3点シュート4本を含む14得点したシューティングガード(SG)折茂武彦(48)がMVPに選ばれた。

 リーグ戦9試合ぶり、ホームでは63日ぶりの白星を挙げたレバンガ戦士が、抱き合って喜びを分かち合った。第2クオーター(Q)の最大13点差もはねのけ、富山に競り勝ち、連敗は「8」でストップ。3903人観衆の祝福を受けた内海HCは「大きな1勝。先行されてもあきらめず、粘り強く戦ってくれた選手に感謝したい」と就任2戦目での初勝利をかみしめた。

 第1Q、富山の208センチ、138キロの巨漢Cジョシュア・スミス(26)らに連続得点されて3―15と離されたが、“レジェンド”折茂が左、右から連続3点シュート(3P)を決めて流れを変えた。折茂は第2Q15―27からも3Pを沈め、最終Q85―87からも逆転3Pをねじ込んだ。4本の3Pすべてを決めるなど、14得点の活躍。富山戦前は平均3・5得点と不振だったが「困難な状況でHCを引き受けてくれた内海さんを助けたい」と、8日の15得点に続く猛噴火でMVPを獲得。通算1万点にも、あと79点とした。

 折茂に触発されたように、5人が2桁得点。13得点した桜井良太(35)は「内海さんのためにも、勝ち切らなくてはいけないと思った」と勝利だけを目指した。「今日のバスケットをやり続けること。守りと組織プレーの質と強度を高め、巻き返したい」と多嶋朝飛主将(30)。次戦(12日)も“内海流”で、16連敗中の天敵・千葉を撃破し、今季初連勝を目指す。(小林 聖孝)

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