張本智和＆伊藤美誠、年間ＭＶＰ逃す　美誠は特別表彰に「ベリーハッピー」

　【仁川（韓国）１２日＝林直史】国際卓球連盟の年間表彰式が行われ、年間最優秀選手候補の男女４選手ずつに入っていた張本智和（１５）＝エリートアカデミー＝、伊藤美誠（１８）＝スターツ＝はともに受賞を逃した。父・宇さんが選び、新調したスーツ姿で出席した張本は「ノミネートされただけでもうれしいし、いつか取りたい」と語った。

　張本は史上最年少の１４歳１０か月で世界ランクトップ１０に入ったことなどが評価された。受賞は逃したが、世界で最も注目を集めた一人として１３日開幕のワールドツアー・グランドファイナルに臨む。組み合わせ抽選では準決勝まで中国選手と当たらないことも決定。「チャンスだなと思います。１００％を出し切れば、ベスト４まで勝てない相手はいない」と昨年の８強超えへ意欲を見せた。

　伊藤は特別表彰で、８戦全勝で日本の銀メダル獲得に貢献した世界選手権団体戦のＭＶＰに選出。壇上で「ベリーハッピー。こんなのあるんだ。めっちゃびっくりしてます」と興奮気味にスピーチした。