【Wリーグ】山梨QB、連勝逃す…F水野菜穂は涙「悔しいです」

スポーツ報知
今季初の2連勝を逃し、肩を落とす山梨QBの選手たち

◆女子バスケットボールWリーグ 新潟75-73山梨(16日・山梨市民総合体育館)

 山梨クィーンビーズ(QB)は新潟に73―75で敗れ、今季初勝利となった15日(対新潟)に続く2勝目を逃した。第4クオーター(Q)残り1分を切ったところで73―73の同点。最終盤に2点のリードを許すと最後までゴールに迫ったが、及ばなかった。試合終了の瞬間、フォワード水野菜穂(24)は涙。「悔しいですし、(ブースターに)申し訳なくて…」と言葉を絞り出した。

 課題の“2日目”だった。水上豊ヘッドコーチ(65)の体調不良により、先月末から代行を務め、7日から正式に新指揮官となった伊與田(いよだ)好彦アシスタントコーチ(AC、63)の下、求められる運動量も増えた。リーグ戦初采配となった8日のトヨタ自動車戦では57―65で敗れたが、第4Q中盤までリードするなど善戦した。しかし、再戦となった9日は43―90。今回も15日に比べ、パフォーマンスが落ちてしまった。

 年内最終戦で、今季最後の山梨開催を白星で締めることはできなかった。ただ、足りないところが分かっている分、成長の余地は十分ある。次のリーグ戦は来年1月19日(対アイシンAW)。ガード内堀紫菜(24)は「しっかりと走り込んで、(戦術を)貫けるようにしたいです」と前を向いた。真価が問われるのはこれからだ。(古川 浩司)

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