男子バスケ日本代表、東京五輪決定的…FIBAのバイス・チェアマン「開催国枠問題ない」

スポーツ報知

 国際バスケットボール連盟(FIBA)は16日、都内で会見し、5人制と3人制の日本代表に与えられる開催国枠について、2019年3月29、30日にコートジボワールで開催される中央理事会で決定すると発表した。世界ランク10位の女子と3人制の男女代表は開催国枠で出場確実とされる。厳しい情勢だった同47位の男子代表について、FIBAのインゴ・バイス共同チェアマンは「私見だが、日本の開催国枠は問題ないと思う。開催国が出場しない五輪にどんな魅力があるのか」と発言。1976年モントリオール大会を最後に途切れていた男子の44年ぶり五輪出場に前向きな見解を示した。

 開催国枠確約には世界で戦える実力を示すことが条件とされ、5人制の男子は1か月に1度、代表合宿を行うなど強化を図ってきた。19年W杯のアジア予選では、米ゴンザガ大の八村塁(20)や、日本人2人目のNBAプレーヤーとなった渡辺雄太(24)=メンフィス・グリズリーズ=の参戦も追い風となり、敗退危機だった0勝4敗から6連勝し出場圏内に浮上。バイス氏は「6連勝は素晴らしく、強化が進んでいることは証明されている」と高く評価。19年2月に決まるW杯出場を逃しても「3月の決定に影響はない」と語った。

 過去には、国内男子の2リーグ併存が続き、男女代表はFIBAから国際試合出場停止の制裁を受けた。だが、16年にプロのBリーグを始動するなどした日本協会の組織健全化への取り組みに対しても称賛し、「FIBAは日本のバスケ(の取り組み)に満足している」と話した。

 ◆東京五輪団体競技の開催国枠

 野球、ソフトボール、バレーボール男女、ハンドボール男女、7人制ラグビー男女は開催国枠が与えられており、東京五輪の出場が決定している。体操男子団体は18年世界選手権で3位となり、自力で出場権を獲得した。

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