桃田賢斗、マレーシアのプロL参戦へ出発

スポーツ報知
桃田賢斗

 バドミントン男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=が22日、マレーシアのプロリーグ「パープルリーグ」に参戦するため、羽田空港から出発した。出国前に取材に応じ、参戦の意図を「修業、経験」と説明。17日にBWF主催大会のシーズンを締めくくるワールドツアー・ファイナル(中国・広州)から帰国したばかり。この日もS/Jリーグ(出場はせず)が行われた京都から移動し出国と慌ただしいが、「オファーをもらえるのはありがたい。試合が楽しみ」と話した。

 パープルリーグはマレーシアだけでなく台湾や中国、インドネシア、タイなどの強豪選手が集まり、8チームに分かれて団体戦で戦う。世界ランキングに反映される世界バドミントン連盟(BWF)の主催大会で行われる21点先取の3ゲーム制ではなく、11点5ゲーム制で時間制限があるなどエンターテインメント性が重視されたルールになっている。桃田は15年にも参戦しており「ルールも違うし独特の雰囲気がある」という。試合だけでなく、スポンサーやファンと交流する機会があるのも1つの魅力。「英語は今は全然しゃべれないけど、チャレンジしたい。インタビューで英語でしゃべれるようになったらいいですよね」と学習意欲にもつながっている。

 参戦は短期間で、27日には帰国する予定。世界ランクを競う緊張感とはまた違った環境で試合する経験を、2020年東京五輪につなげる。

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