青森北・小鹿裕哉、新装・花園の開幕戦で勝つ! 競技歴2年で高校日本代表入り

スポーツ報知
仲間に指示を出す青森北・小鹿

 全国高校ラグビー大会(花園)が27日、開幕する。今大会に出場する青森北(青森)が26日、奈良・天理市内で合同練習を行った。ラグビー歴約2年で高校日本代表に選ばれたロック小鹿裕哉(3年)が新装された第1グラウンドで、開幕戦となる1回戦(27日)・土佐塾(高知)戦勝利へ気合。

 生まれ変わったグラウンドで最初に白星を挙げるのはオレたちだと、青森北・小鹿は堂々言い切った。ラグビーW杯に向けた改修工事が10月に終わり、新装された第1グラウンドが戦いの場だ。「ましてや開幕戦。緊張するけど絶対に勝ちたい気持ちは強い」と意気込んでいる。

 190センチ、83キロの恵まれた体格を評価され、高校日本代表候補に選出。だが蓬田(よもぎた)中では野球部で、楕円球とは出合ってまだ2年あまりだ。練習見学で「野球は打順が回って来なければ打てないけど、ラグビーは自分の判断でいつでも行ける。その瞬間(の判断)が楽しそうだった」と入部。最初はタックルが怖くて強く当たれず、パスは「今でもちゃんとできているかどうか…」と謙遜するが、長谷川均監督(55)は「あのサイズでも動けるのは魅力」と身体能力の高さを評価した。

 経験は少ないが「(得意の)ラインアウトでは代表候補の選手にも負けたくない」と闘志を燃やす。昨年大会にも出場したが、1回戦で熊本西に0―78で大敗した。その悔しさもぶつけ、勝利の雄たけびを上げる。(有吉 広紀)

 ◆小鹿裕哉(こしか・ゆうや)2000年6月29日、青森・蓬田村生まれ。18歳。蓬田中までは野球を続け、青森北でラグビーを始める。1年時から花園メンバー入り、2年時はロックで先発出場。高校日本代表候補。190センチ、83キロ。

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