プレーも会話もテンポ抜群! 昨年Vの森薗政崇、伊藤美誠組が4強入り

スポーツ報知
混合ダブルスで準決勝に進出した森薗政崇、伊藤美誠組

◆卓球 全日本選手権第3日(16日・丸善インテックアリーナ大阪)

 混合ダブルスで昨年優勝した森薗政崇(岡山リベッツ)、伊藤美誠(スターツ)組が準々決勝をストレート勝ちし、4強入りした。1ゲーム目を11―7、2ゲーム目を11―9と前半は接戦だったが、尻上がりに調子を上げ3ゲーム目は11―3と圧勝。息のあったプレーで準決勝進出を決め、伊藤は「後半は自分たちらしいプレーができて、勝てたのは良かった」と手応えを口にした。

 2015年9月のアジア大会でペアを結成した。その後コンビを組んでいない期間もあったが、現在初結成から4年目を迎えている。2人でワールドツアーにも出場するなど経験を積み、絆を深めてきたことで「ピッチの速い卓球ができたときに自分たちらしいなとか、良い調子だなとかが分かるようになった」と伊藤。プレーの修正にも時間がかからなくなったことも強みとなっている。

 17日には朝から準決勝と決勝が予定されている。連日試合が続き「いつも8時間以上寝るんですけど(大会中は)7時間弱ぐらいなので、今日はたくさん寝て明日に備えたい」と話す伊藤に対し、森薗が素早く「その1時間! 重要なんだ」と突っ込み、伊藤も「重要! 2時間はほしい。9(時間)はほしい。家でいつもそれぐらいだから」と返すなどプレーと同様、テンポの良い夫婦漫才のような会話で常に周りを笑顔にしている。

 目標の2連覇まであと2勝となった。伊藤は「目の前の試合をやりきる、勝ちきることを意識して1試合1試合頑張りたい」と気合十分。森薗も「速い卓球を心がけたい」と自分たちの持ち味を存分に発揮して、頂点を取りにいくことを誓った。

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