北京五輪ソフトボール金メダル指揮官 斎藤春香氏が日立監督に

スポーツ報知
斎藤春香氏

 2008年北京五輪で女子ソフトボール日本代表監督として、日本を初の金メダルに導いた斎藤春香氏(48)が16日、勤務する青森・弘前市役所で記者会見し、今月末で退職し、日立ソフトボール部(横浜市)の監督に就任すると明らかにした。

 同チームの公式ホームページで「ソフトボール界には従事しておりましたが、約8年ぶりの現場復帰ということで身の引き締まる思いでございます。常に人間力の向上およびバイタリティのある選手、魅力あふれるチーム作りをめざして参ります。今シーズンは堅実な守りとどこからでも得点できる打線を持ち味とし、日立のために全員総力で勝利をつかみ取ります。ご支援ご声援の程よろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

 08年の北京五輪後、11年に日本代表監督を退任。同年に地元の弘前市職員となり、ソフトボールの普及、振興に貢献してきた。2月1日から正式に同チームの監督に就任する。チームの指揮を執るのは06年度以来13季ぶりとなった。

 斎藤監督の就任と同時に新主将には清原奈侑捕手(27)が就任した。清原は昨季リーグ6位の打率3割7分3厘。強肩巧打で自身初のベストナインを獲得している。チームは昨季9勝13敗でリーグ9位に沈んだ。2年連続で決勝トーナメント進出を果たせなかった。新体制で再起を図る。

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