松島輝空、張本超えの4強ならずも「ちょっとは成長したかな」

スポーツ報知
ジュニア男子の準々決勝で敗れた松島輝空

◆卓球 全日本選手権第4日(17日・丸善インテックアリーナ大阪)

 ジュニア男子で小学5年の松島輝空(そら、11)=木下グループは準々決勝で横谷晟(愛工大名電高)に1―3で敗れた。

 勝てば小5では2015年の張本智和の記録を上回る史上最高の4強入りとなったが、壁は厚かった。「無理だと思ったら受け身になってしまう。向かっていく気持ちでいきました」と挑んだが、立ち上がりから積極的な攻撃を見せる相手に押され、サーブにも苦しんだ。第2ゲーム以降は立て直したものの、「カウンターやブロックをされて自分が対応できなかった。まだまだ甘いのかなと思いました」と経験の差を痛感させられたという。

 それでも、初出場の全日本選手権で中高生から5勝を挙げ、張本以来となる準々決勝の舞台に立った。「ここまで上がってくるとは自分でも思っていなかった。(3回戦の)浜田選手やいろいろな選手に勝って、ちょっとは成長したかなと思いました」。父・卓司さんも「もうちょっとガチガチになるかと思ったけど、こんなに堂々とできたのはびっくりした。僕も楽しませてもらったし、いっぱい感動をもらえた」とたたえた。今後は国際大会などで経験を積み、7月の全日本選手権ホープス・カブ・バンビの部で6連覇を目指す。

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