大坂なおみ、錦織圭“勝利のリレー”「全米の時と同じパターンだなぁ」

スポーツ報知

◆テニス4大大会初戦全豪オープン第4日 ▽女子シングルス2回戦 大坂なおみ2(6―2、6―4)0タマラ・ジダンセク(17日・メルボルン)

 【17日=大和田佳世】女子シングルス2回戦で、世界ランク4位の大坂なおみ(21)=日清食品=は、同78位のタマラ・ジダンセク(21)=スロベニア=をストレートで下した。同じコートで先に勝利した錦織圭(日清食品)に続き3回戦進出。男子シングルスのダニエル太郎(25)=エイブル=はデニス・シャポバロフ(19)=カナダ=にストレート負けした。

 大坂が日本勢シングルス勝利のリレーを再現した。同じコートで第1試合に勝利した錦織に続き、第2試合に登場して快勝。優勝した18年全米オープン3回戦では大坂→錦織、4回戦でも錦織→大坂と同じパターンで勝ち星を重ねていた。「同じ日に試合をするのは、全米の時と同じパターンだなぁと思った。また同じように試合をしたい」と笑顔で振り返った。

 錦織―カロビッチ戦が3時間48分と長引いたため、試合を横目で見ながら「ウォーミングアップを4回もした」。コートに入ると降雨で屋根を閉める作業を待ったが、動きに問題はなかった。第1ゲームで最近練習に取り組んでいるドロップショットを決めてブレイクに成功すると、2―2から4ゲーム連取。「あまり見たことがない選手」に対して弱みを見せなかった。第2セットは2―4の第7ゲームから再び4ゲーム連取。好調なサーブに加え、リターンでも第1サーブに対して55%と高い得点率を誇った。

 2年連続の4回戦進出をかけて、3回戦では世界ランク27位の謝淑薇(33)=台湾=と対戦する。過去の対戦は3年前に1度、芝コートだけ。「う~ん、としか言えない」。苦手とするスライスを多用するだけに「明日、いっぱい練習をしなくちゃ」と気を引き締めた。

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