2年ぶり出場の浜本由惟、女王・伊藤美誠に善戦「この日まで来られて良かった」

スポーツ報知
女子シングルス5回戦で敗退した浜本由惟

◆卓球 全日本選手権第5日(18日・丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス5回戦で浜本由惟(20)=木下グループ=は熱戦の末、伊藤美誠(18)=スターツ=に2―4で敗れた。

 174センチの長身を生かした力強いドライブや多彩なサーブで、前年3冠の伊藤を翻弄した。「レシーブでもサーブでも効かないっていう準備をして、試合をしました。サーブが良かったというより、サーブの後が良かったのかなと思います」。作戦がはまり、第3ゲームを16―14で制してゲームカウント2―1と先行した。だが、最後は伊藤の引き出しの多さに対応しきれず逆転負け。「私の流れの状態でも常に変化があって、なかなか読めない」と相手をたたえた。

 各年代で日本一を経験し、2016年世界選手権団体戦で銀メダルを獲得した浜本も、昨年は予選を突破できず出場を逃していた。同年4月から木下グループの所属となって練習環境を変え、Tリーグにも参戦。リーグ5位タイの5勝を挙げて木下アビエル神奈川の首位快走に貢献するなど復調し、2年ぶりに全日本の舞台に戻ってきた。「まだ明日もあさってもやりたい気持ちはあるんですけど…」と悔しさもにじんだが、2回戦から3試合を勝ち上がり「神奈川県の予選から参加できるか危ない状況だったので、この日まで来られて良かったのかなと思います」と手応えも得た様子だった。

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