“雄たけび”控えめ…森さくら5年ぶり4強
スポーツ報知
◆卓球 全日本選手権第6日(19日・丸善インテックアリーナ大阪)
女子シングルス準々決勝で、森さくら(22)=日本生命=が4―2で加藤美優(日本ペイント)を下し、準優勝した14年以来5年ぶりに準決勝に進出した。
勝利の瞬間、両手を突き上げて「キャーッ!」とガッツポース。続けて腰を沈め、右アッパーカットのように歓喜のポーズも繰り出した。一時は1―2とリードされたが、第4ゲームからリズムよくラリーを展開し、持ち前の強打を随所に決めた。「加藤選手には最近2試合連続で負けていたので、思い切っていこうと思っていた。作戦もうまくいった。疲れても足を使って、フォアで攻めていこうと思っていた」
試合中にワイルドな雄たけびを響かせることで知られるが、この試合は比較的マイルド。「(テンションが)上がりすぎず、低すぎず、ノーマルな感じで。落ち着いてできた」と、叫びのトーンも控えめに、オトナの卓球を展開した。「久々に最終日に残れてとてもうれしい」と、ニッコリ笑った。