張本「何回負けかけたか…」ダブルス制覇でまず1冠

スポーツ報知
男子ダブルスで優勝した張本智和、木造勇人組

◆卓球 全日本選手権第6日(19日・丸善インテックアリーナ大阪)

 男子ダブルス決勝で、木造勇人(19)=愛知工大=、張本智和(15)=JOCエリートアカデミー=組が、松山祐季、高見真己(ともに愛知工大)組に3―2で勝ち、初優勝を飾った。木造、張本組は準決勝で前年優勝の水谷隼、大島祐哉(ともに木下グループ)組を3―1で下し、決勝も2―2で迎えた最終ゲームを16―14で取り、粘る松山、高見を振り切った。優勝の瞬間、張本は木造に飛びついて、背中をバンバン叩いて喜びを表した。

 試合後のインタビューで張本は「何回負けかけたか分からない。本当に木造さんに助けてもらいました。大会前の練習は4日間だけだったが、この全日本にかける思いは今までで一番強かった」と、興奮気味に話した。

 張本は連覇を狙う男子単でも準々決勝で吉村真晴(名古屋ダイハツ)を4―0と圧倒し、最終日(20日)の準決勝へ進出。男子では16年の水谷以来の単複2冠が現実のものとなってきた。

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