【杉山愛の目】大坂なおみの大逆転、以前なら崩れていた展開

スポーツ報知

◆テニス 全豪オープン第6日 ▽女子シングルス3回戦 大坂なおみ2(5―7、6―4、6―1)謝淑薇(19日・メルボルン)

 大坂選手は精神面が成長し、今までにない勝ち方でした。第2セット1―4になり厳しいかと思いました。スライスやループなどを交えても何一つ機能しなかった。以前なら崩れていたでしょうが、そこから強打する自分のテニスに戻して、拾われてもポイントを決め切っていけた。最終セット2―1の第4ゲームをぎりぎりでキープできたのも大きかったです。

 謝はトリッキーで何をやってくるか、配球も分からない。実力プラス精神面が試される相手で、昨季は世界1位のハレプ、ムグルサもしてやられました。大坂選手が気持ちを乱したところから立て直して戦いきった姿には驚きました。優勝した全米オープンの時は自分の強さを出せば勝てていた。今なおすごい勢いで成長していることを見せてくれました。(元ダブルス世界ランク1位)

 全豪オープンは14~27日、WOWOWで連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。詳細はこちら

スポーツ

×